文目剣術部【弐】

高校に入って二度目の夏休み…そして

「青春の夏休み合宿ーっ!!」

「うひょーい!」と長水は去年とは違う柄のアロハシャツを着て湘南の海に向かって叫んだ

「青春の夏休み?」

「馬鹿がうつるから気にすんな凪」

荷物をバスから下ろしながら詠は唖然としている凪に声をかけた

「それにしても何でまた湘南なんだ?」

「何か前の副主将言わく女子がたくさんいるからだってよ」

< 86 / 211 >

この作品をシェア

pagetop