文目剣術部【弐】

「あ!天宮城先輩!俺らも!」と白山吹剣道部の後輩達は「混ぜて混ぜて!」と2人の後を追いかけて行った

「アホかあいつら」

丁嵐は呆れ顔をした

「まぁ、最初から分かってたがな」

暁は腕組みしてワイワイ盛り上がるビーチバレーを見ながら苦笑いした

「つーか、あんたらさ俺らと敵同士だろ?仲良しこ良しやってて大丈夫なのか?」

「今は試合中って訳じゃないし良いんじゃね?」

さらっと言う暁を見て丁嵐は一瞬驚いたがまたすぐに元の表情に戻った

< 91 / 211 >

この作品をシェア

pagetop