文目剣術部【弐】
「…詠」
名前を呼ばれて「はっ!」とした詠はその後すぐに「やばい!」と冷や汗をかいた
この話し方この寒気のするオーラ
間違いない華宮がキレている!これ以上はやばい!逃げろ俺!!でなきゃ今度こそ髪がなくなる!!
走り出そうとした瞬間ガシッと腕を掴まれた詠
「私本気ですわよ詠皐月!来週枳殻高校に行きますから返事いただけるかしら?」
近づいてくるドス黒いオーラ
今詠の頭の中は逃げる事でいっぱいだった