あなたを好きになってもいいですか?―初恋物語―
「いいのかよ、あんな奴に言われたい放題言われて…折れるなんて、悔しいだろ」
霧島君が、不機嫌な顔をして舌打ちをして腕を組んだ
「だって、申し訳ないから」
「誰にだよ」
「霧島君ばかりが責められてて…。霧島君のせいじゃないのに、まるで霧島君が悪いみたいに言われて…」
「俺のせいじゃないってわかってんなら、気にするなよ。俺はなんとも思ってねえし」
「でも…先生はそうは思ってないから」
「勘違い野郎は無視しとけ」
「そういうわけには…いかないよ」
『ああ!』と霧島君が不満そうな声をあげて、襟足をガシガシと掻いた
霧島君を悪く言われたくないの
それに頑張っても、認めてもらえないなら…頑張る必要なんてない気がして
私の思いなんて、きっと先生には通じないんだよ
「園崎はいいのかよ、これで。部活、楽しいんじゃねえのかよ」
「楽しいよ。でも…まわりに迷惑をかけてまで…」
「外野は無視しろ。やりたいのか、やりたくないのか。思うとおりに行動しろ」
私は首を横に振った
無理
できない
私にはまわりを考えないで、行動なんてできないよ
霧島君が、不機嫌な顔をして舌打ちをして腕を組んだ
「だって、申し訳ないから」
「誰にだよ」
「霧島君ばかりが責められてて…。霧島君のせいじゃないのに、まるで霧島君が悪いみたいに言われて…」
「俺のせいじゃないってわかってんなら、気にするなよ。俺はなんとも思ってねえし」
「でも…先生はそうは思ってないから」
「勘違い野郎は無視しとけ」
「そういうわけには…いかないよ」
『ああ!』と霧島君が不満そうな声をあげて、襟足をガシガシと掻いた
霧島君を悪く言われたくないの
それに頑張っても、認めてもらえないなら…頑張る必要なんてない気がして
私の思いなんて、きっと先生には通じないんだよ
「園崎はいいのかよ、これで。部活、楽しいんじゃねえのかよ」
「楽しいよ。でも…まわりに迷惑をかけてまで…」
「外野は無視しろ。やりたいのか、やりたくないのか。思うとおりに行動しろ」
私は首を横に振った
無理
できない
私にはまわりを考えないで、行動なんてできないよ