クズレタ果実【完】
「…すげぇ部屋を選んだな;;」



「自分で選んだんだし、諦めな」



寝るのに場所も選ばないユカリは、座布団の上に胡座をかき、煙草を吸って居た。

コンビニの駐車場のタイヤ止めに座って寝れる子なのに、夜行バスでは一睡も出来なかったらしく、睡魔でご機嫌ナナメ。

私はユカリと赤松をベットに寝かせる事にして、1人ボーッと時間をもて余す。

とりあえず、冴嶌にメールをしておこう。
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