クズレタ果実【完】
「誰なんですか?」



「桃吾君よ。桃真君と同じ歳の頃だったかな」



「ほぉ…;;」



思わず変な声を出した私。

桃吾さん以外は大爆笑で、私は挙動不審。



「だから相談して整形したのに笑うな!!30での決断は大変だったんだからな!!」



あまりに叫ぶ桃吾さんに、私も笑えて来るも、睨まれてナナさんの後ろに隠れた。

ナナさんは私を庇ってくれるも、笑いが納まる事はない。
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