クズレタ果実【完】
シーザーサラダと、生ハムとルッコラ等が乗ったピザを運び、テーブルに料理が並んだ。

ビールからワインに変更した冴嶌の隣に座ると、桃吾さんを指差した。

失礼な行為な為、冴嶌の腕を下げさせるも、目は桃吾さんの顔に向いたまま。



「見つめないでくれ…;;」



「本当に痕が微かにある」



色白さは、ひょっとしたら傷を隠す為かも知れない。

色黒だったら、そこは焼けずに目立ってたと思う。
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