クズレタ果実【完】
冴嶌が戻って来て、何とか出来上がった料理をダイニングテーブルへと運び、2人揃って食べ勧める。

それにしても、いつもご飯を食べながらビール呑むのに、その気になる事もないんだろうか。

これでは私が欲求不満みたいで嫌だ。

率直に…訊いてみよう、かな。



「あのさ…」



「ん?」



「私って、色気あるよね?」



「ブッ――…;;」



…あわわ;;

色気とか、どうでも良いじゃん、私!!
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