-Gulen-

高橋弥七郎 著 灼眼のシャナ

私のバイブル的な本が、高橋弥七郎 著 灼眼のシャナです。

心を描く師匠が村山由佳さんなら、高橋弥七郎さんは、表現力の師匠なのです。
ちなみに、彼の前作は知りません。

さておき

灼眼のシャナを彩る世界観は、高橋さんの表現力がなければ半減すると思ってます。

書き手にはくせがあります。たとえば、同じ言い回しが何度も何度も何度も出てくるとか。

私もあります。それはもう、作家の個性ですから。

ですが、高橋さんのシャナは、一冊を通してかぶる表現がすっっくないのです。

つまり、あらゆる手法の描写で彩られている世界観。

さながら、万華鏡のような文章です。

だから私も、同じ文章は極力書かない、同じ構文は極力使わないようにしてます。

「……」と言った。←とかは、場繋ぎで使いますけども……これさえも徐々に減らしていけたらと思います。

「あれ?同じ文読んだぞ?」って読者に思われないために。

一文一文で世界観を!文章の存在感を!

作品を彩り進行する表現力において、高橋弥七郎先生は、私にとって心の師匠なのです。
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