子犬なヤンキー君と私!?
ーーーーーカーンコーン…………
「やった!もうお昼だ♪梨華ー!
屋上行こうっ」
「あー……。日番だから、
美海、ちょっと先行っててー」
「分かった!」
いつも昼食は梨華と屋上で食べてる。
でも、今日は日番らしいから
お弁当を持って1人で
屋上へと続く階段を登る私。
梨華の日番、手伝えばよかったかな?
なんて思いつつも、私は先に行った。
キィーっと鳴る屋上のドアは、
歴史さえも感じる古さだ。
開けた途端、9月の生暖かい風が、
私の全身を包む。何だか心地いい。
「き、気持ちイイ…………」