愛≠恋


あたしは朝が来るのが怖かった。幼稚園に行きたくない、でも泣いたら叩かれる。そう思って毎日が恐怖だった。



ある日、男の子たちがあたしをいじめている事に気づいて先生がその男の子たちを叱ってくれた。
男の子たちは泣きながら謝ってくれた。

『ごめッヒク…ん…なッヒク…さい…』


『うん…』
なんだかその男の子たちが可哀想でそれしか言えなかった。

それからは今まで通りに戻って普通に幼稚園に通うことができた。
母親から叩かれる事もそれ以来無くなった。


< 7 / 9 >

この作品をシェア

pagetop