世界NO.1&全国NO.1<上巻>
剛「なんで、わかったんですか?」


なんで?って…


なんて言ったら、いいの?


適当でいっか。


『習い事してたからね』

剛「何のですか?」

『護身術とか柔道とかね』

剛「だからですか…」

『うん』


まぁ。確かに、習ってたけどね。


すぐに辞めちゃったけど。


一番長かったのが、テニスとダンスと茶道だったっけ?


もう、今は習ってないけど…


カツン


あ。執事達の事、忘れてた…


今のは、執事の足音。


さてと。そろそろ、行かないとね…


執事「そろそろ…」

『わかったわ。じゃあ、私もう行かないといけないから』


私は、歩き出した。


剛「菜々ちゃん!!」


もう…


何よ…?


私は、渋々後ろを振り返った。


剛「その人達は?」

『私の仲間よ』


執事とは言えないしね…


まぁ。嘘じゃないし。


執事「菜々様」

『わかった。じゃあね』


私は、歩きながら後ろに手を降った。


< 124 / 156 >

この作品をシェア

pagetop