世界NO.1&全国NO.1<上巻>

ｺﾝｺﾝ


父「誰だ？」

『私です』

父「入れ」


ｶﾞﾁｬ


父「どうした？」

『先程、繁華街に行ってきました』

父「なにか、収穫はあったか？」


収穫？


これって言うものは、なかったね。


まぁ。あの事は、言わないと。


『はい。ありました。繁華街の人達は無理矢理やらされてる人が多いです』

父「そうか…」

『あと、スパイが誰だかわかりました』

父「仁だろ？」


え？父さんも気づいたの？


父「あいつは、恐らく無理矢理だろう…」

『わかりませんよ？無理矢理じゃないかもしれません』

父「そうだな」

『報告は以上です。でゎ、失礼しました』

父「あぁ」


ｶﾞﾁｬ


ﾊﾞﾀﾝ


父さんは、仁を信頼してたからね…


相当、辛いよね…


私には、父さんの思ってる事がわからない。


でも、１つだけわかった。


仁は、敵かもしれない。


あ。執事達に言わないと。


私は、執事達に『仁に情報を渡さないで』と念を押していった。


皆は、びっくりした様子だったけど…


快くokしてくれた。


やっぱり、皆は優しいね。