世界NO.1&全国NO.1<上巻>
何故?


何故って…


『私も仁の事を信じてたの…。なのに、裏切られたかもしれない…。そう思うと…』

父「そうか…」


本当は、悲しくないと言えば嘘になる。


でも、悲しいより裏切られた事にイラッときている。


私は、この世で“裏切り”が嫌い。


なのに、裏切られた。


そう思うと、怒りしか思い浮かばない。


なのに、父さんは怒りはないの?


父「私は、確かに怒っている。でもな。仁にも訳があるかもしれない。ないかもしれない。でもな…。そんな事で一々怒ってたら、意味ないぞ?」


ハッ


そうだ。こんな事で、怒ってるより桐原組を潰す方を優先させた方がいい!


私のバカ!!


ちゃんと考えないと!!


う”ー。ショック…


とにかく、作戦を…


私は、父さんがいる事を忘れて考えてた。


うーん。うーん。


どうしよう…(汗)


ん…?ハッ!


こうやったら、潰せる!!


クスッ


いいことに気づいちゃった!


< 137 / 156 >

この作品をシェア

pagetop