うさぎとらいおん


「…考えさせてください。」


そう言って、その場を後にする。

表情には出てないとは思うけど、今の私の心臓はばくんばくんと大きな音を立てていた。




思い返して顔がほてる。
まともな告白など初めてだ。



私はどうしていいか分からず、とりあえず凛也くんに相談することにした。





まだ部活の時間だから、メールを入れておく。

返信は遅いだろう、と思っていたのに、送ってからすぐに返ってきて驚いた。



内容は、凛也くんの部屋で待っておくように。とのこと。




私は携帯をしまうと凛也くんの家に向かって歩いていった。










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