うさぎとらいおん


「どうしてすぐにいじめられてるって言わなかったの?」


どうやら凛也くんは怒っているようだ。



でも、今回の私はすぐに凛也くんを頼らないって決めたんだ。


そのことを伝えると、不服そうな顔をした後、少し考えてから凛也くんは言った。



「…分かった。でも、気をつけて。」


「うん。」





そうして私は一人でいじめに対抗することになったのだ。










.
< 21 / 143 >

この作品をシェア

pagetop