死神と私の人生ゲーム
「どうやって死んだのか知りたいですか?」
「当たり前…でしょ…」
嗚咽が止まらなくてうまく喋れない私を見ても男の表情は変わらない。
人間じゃないんだから当たり前か…
「では、見せてあげましょう」
男がパチッと指を鳴らすと真っ白な世界にモニターのようなものが現れた。
「……では、神田マリアさんの最後の10分をお楽しみ下さい」
そう言ってぺこりと頭を下げる男。
とことんふざけた野郎だ。