死神と私の人生ゲーム



「だって…それが普通でしょう?
一度死んだら生き返れないのは当たり前じゃない」



「それを普通と考えるのは人間であって私達死神ではありませんよ…大体普通なんて言葉はナンセンスです」



死神はサラサラとした黒髪を軽くかきあげながら言った。



人間、人間ってコイツいちいちうるさいなぁ。



大体この男だって見た目は人間にしか見えないくせに何かにつけて私を見下している気がする。



「さて…そろそろ本題に入りましょう。
単刀直入に聞きます。
神田マリアさん、貴方は生き返りたいですか?」



生き返りたいか?
そんなの考えるまでもない。



「勿論、生き返りたいに決まってる…」



私の返事を聞いて、死神はさも愉快そうに喉をクッと鳴らした。



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