死神と私の人生ゲーム
「殴れないし、首も絞めれません」
死神はさらりと言う。
考えを読まれてることをすっかり忘れてた。
けど読まれるってわかってたって頭の中で考えることをコントロールなんてできないから変わりはないだろう。
「さて…説明も終わったことですし、ゲームをスタートしてよろしいですか?」
「ちょっ、待ってよ」
死神は慌てる私なんか目に入らないらしく指をまたパチリと鳴らす。
「……ゲームスタート」
そう呟いて。