死神と私の人生ゲーム
two
――――ピピピピピッ
機械的な音が耳元で鳴り響いている。
うるさいなぁ…
こんな目覚まし私使ってたっけ?
まだ寝たりないような寝過ぎたような…そんな不思議な感覚で私は目を覚ました。
瞼を手で擦りながら、大きな欠伸をして枕元にある時計に目をやる。
7時か…まだ寝れるかな。
家から会社までは歩いてすぐだし、今日は化粧だって適当にすましてしまえばいい。
変な夢を見たせいで気分もあんまり良くないし…
けど自分が死ぬ夢っていいことが起きる前触れだったっけ?
じゃあ、今日はいい日になるといいな。
そんなことを考えながら…あと30分だけ寝よう。
そう決めて布団をかぶり直した。
小さなピンクの花が沢山散りばめられた柄の白い掛け布団。
可愛いらしい柄…
私の趣味じゃないけどね。
…アレ?
じゃあ、一体誰の趣味?