死神と私の人生ゲーム



しかも、あれが本当に事故だったとしたら山本さんや私を刺した男のこれから先の人生までこのゲームにはかかってる。



二人には同情なんてしてないけど…私の行動のせいで刑務所に行かされるって考えたら確かに後味が悪い。


生き返ったら、山本さんを渾身の力でひっぱたいてやろう…



「さて、そろそろ貴方の今の状況についてお話しても宜しいですか?」



死神は組んでいた腕を解いて私に問い掛ける。



「どうぞ…」



私は身体を彼の方へと向けて聞く態勢をとった。



ゲームに勝つ為には、今の状況をきちんと理解しておく必要がある。



私は何もわからないんだから…


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