世界が逆転した日
「明宏、そろそろ帰ろう?俺、もう酔ってきたかも。」
一杯ですでにギブアップして、明宏に帰宅を促す。
明宏はその間三杯ビールを飲んだ。
「もう?今日はタクシーで帰りましょう。」
「イヤ。タクシーで帰るならもう飲みに行かない。」
「はいはい。歩いて帰ろうね。」
俺たちはいつも居酒屋から手をつないで歩いて帰る。
飲みに行くのは嫌いだけど、この時間は好きだ。
明宏は、家に帰ったら思う存分イチャイチャできるからタクシーで帰ろうって言うんだけど。
俺はイチャイチャしたいわけじゃないんだ!
そうじゃなくて。
こうして街灯の光しかない夜道を歩いてると、あの日のことを思い出すんだ。
明宏と初めて手をつないで、そして...、まあ、うん。とにかくその日を思い出すんだよ。
最近のことのような、遠い昔のことのようなあの日のことを。
一杯ですでにギブアップして、明宏に帰宅を促す。
明宏はその間三杯ビールを飲んだ。
「もう?今日はタクシーで帰りましょう。」
「イヤ。タクシーで帰るならもう飲みに行かない。」
「はいはい。歩いて帰ろうね。」
俺たちはいつも居酒屋から手をつないで歩いて帰る。
飲みに行くのは嫌いだけど、この時間は好きだ。
明宏は、家に帰ったら思う存分イチャイチャできるからタクシーで帰ろうって言うんだけど。
俺はイチャイチャしたいわけじゃないんだ!
そうじゃなくて。
こうして街灯の光しかない夜道を歩いてると、あの日のことを思い出すんだ。
明宏と初めて手をつないで、そして...、まあ、うん。とにかくその日を思い出すんだよ。
最近のことのような、遠い昔のことのようなあの日のことを。