世界が逆転した日
「えっ?せ、性別!?
ど、どゆこと!?」


彼は黙って、全身が映る鏡を指差した。


おそるおそるそれを見てみると。



ななな、なにコレ!?

俺じゃない!

顔は、間違いなく俺なんだけど、

いつもより頭一つぶん背が小さいし、


...胸もある。

俺は中性的な顔立ちだからそこまで違和感はないけど。



「あの、あっちゃん?
大丈夫ですか?


すみません...、俺の力が至らないばかりに。」


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