世界が逆転した日
結局他に行くところもなかったので、今俺はゆみちゃんのアパートにきている。

亮ちゃんと同じで、1LDKの小さなアパート。
ぬいぐるみがたくさんあって、可愛らしい部屋だ。

ゆみちゃんが出してくれた紅茶を飲みながら、ソファでくつろいでいる、んだけど。
さっきから俺たちの距離は非常に近い。
女の子にあまり慣れていない俺はどうしたらいいのか分からない。


「ねえ、ゆみ明日は夜勤だから、今日は泊まってって?」


泊まり!?それはまずい。


「今日の夜は、えっと、どうしても外せない仕事関係の飲み会があって...。あの、ごめん。」


なんか浮気してる男の言い訳みたいになってしまった。
なんで俺はこんなに言い訳が下手なんだ!
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