世界が逆転した日
「あのさ、俺に彼女ができたのっていつぐらいか知ってる?」
とりあえず、これだけははっきりさせておかなければいけない。
さすがに、ゆみちゃんに直接聞くことはできないから。
「一ヶ月ぐらい前からじゃないですか?全国ツアーにも来てましたよね。
...なんでそんなこと聞くんですか?
この前は記憶喪失だと言い出したかと思えば、全国ツアーの二日目から様子が違った、いえ、いつも通りに戻りましたし。
記憶喪失のことなんて、まるでなかったことかのようでした。
そうかと思えば、次は彼女のことを忘れちゃったんですか。
一体どうなってるんですか?」
ば、ばれてる!?俺みたいな挙動不審な人間がいたら、誰だっておかしいと思うだろうけど、仕方ないだろ。
もう一人の俺の記憶がないから、こっちの世界で俺のいない間に何が起こったのか分からないんだから。
もう一人の俺は、上手くやっているみたいだな。
彼は、俺の記憶もあるから。
今はあっちの世界にいるから、こっちの世界の記憶をまた忘れたのかな。
それとも...。
とりあえず、これだけははっきりさせておかなければいけない。
さすがに、ゆみちゃんに直接聞くことはできないから。
「一ヶ月ぐらい前からじゃないですか?全国ツアーにも来てましたよね。
...なんでそんなこと聞くんですか?
この前は記憶喪失だと言い出したかと思えば、全国ツアーの二日目から様子が違った、いえ、いつも通りに戻りましたし。
記憶喪失のことなんて、まるでなかったことかのようでした。
そうかと思えば、次は彼女のことを忘れちゃったんですか。
一体どうなってるんですか?」
ば、ばれてる!?俺みたいな挙動不審な人間がいたら、誰だっておかしいと思うだろうけど、仕方ないだろ。
もう一人の俺の記憶がないから、こっちの世界で俺のいない間に何が起こったのか分からないんだから。
もう一人の俺は、上手くやっているみたいだな。
彼は、俺の記憶もあるから。
今はあっちの世界にいるから、こっちの世界の記憶をまた忘れたのかな。
それとも...。