世界が逆転した日
「義務とかじゃなくて...。
大変なこともあったけど、明宏がいてくれたから、女としての人生もそんなに悪くない、よ?
明宏と一緒にいることができて、...それなりに幸せ。」
「それなりにって何ですか!」
それなりにじゃなくて、すごく幸せだけど、そんなことは言えない。
俺も素直に明宏が大好きだと言えばいいものを、本人を目の前にすると恥ずかしくて言えないんだ。
あれだけ好きだと伝えれば良かったと後悔したにも関わらず、まだ言えてない俺は大概進歩がない。
俺のことが本当に好きなら、それくらい察してほしいと思うのは間違いなの?
「そもそも、俺が無理矢理...恋人にしたみたいなものじゃないですか。
あっちゃんは、俺と付き合いたくなんてなかったんじゃないですか?」
もー...、しつこいな。
いつまでこの話続けるんだよ。
前まではこんなこと言い出さなかったのに、もう1人の俺に出て行かれたことが相当こたえたのか、明宏の被害妄想はとどまることがない。
さすがに、もう1人の俺の行動にまで責任もてないよ。
大変なこともあったけど、明宏がいてくれたから、女としての人生もそんなに悪くない、よ?
明宏と一緒にいることができて、...それなりに幸せ。」
「それなりにって何ですか!」
それなりにじゃなくて、すごく幸せだけど、そんなことは言えない。
俺も素直に明宏が大好きだと言えばいいものを、本人を目の前にすると恥ずかしくて言えないんだ。
あれだけ好きだと伝えれば良かったと後悔したにも関わらず、まだ言えてない俺は大概進歩がない。
俺のことが本当に好きなら、それくらい察してほしいと思うのは間違いなの?
「そもそも、俺が無理矢理...恋人にしたみたいなものじゃないですか。
あっちゃんは、俺と付き合いたくなんてなかったんじゃないですか?」
もー...、しつこいな。
いつまでこの話続けるんだよ。
前まではこんなこと言い出さなかったのに、もう1人の俺に出て行かれたことが相当こたえたのか、明宏の被害妄想はとどまることがない。
さすがに、もう1人の俺の行動にまで責任もてないよ。