世界が逆転した日
「...もし、男に戻れるとしたら戻りたいですか?
男に戻ったら、まだ戸籍もあると思うのでパスポートも再発行できますよ。
バンド...は新しいボーカルがいるから戻れるか分からないですけど、少なくとも今よりは普通に生きていくことができます。
女の子と恋だって、できるんです。」
思い詰めたような顔でそんなことを言い出す明宏。
ただの例え話ではないみたいだ。
だとしたら、俺も真剣に答えなくてはいけない。
男に戻れるとしたらなんて、何度も考えたけど。
答えははっきりと、明確にNOだ。
明宏を好きになる前だったら戻りたいと思っただろう。
今は明宏が何より大切だから。
これから先もずっと、明宏以外の人と恋なんてしたくない。
「明宏、俺は...。」
男に戻ったら、まだ戸籍もあると思うのでパスポートも再発行できますよ。
バンド...は新しいボーカルがいるから戻れるか分からないですけど、少なくとも今よりは普通に生きていくことができます。
女の子と恋だって、できるんです。」
思い詰めたような顔でそんなことを言い出す明宏。
ただの例え話ではないみたいだ。
だとしたら、俺も真剣に答えなくてはいけない。
男に戻れるとしたらなんて、何度も考えたけど。
答えははっきりと、明確にNOだ。
明宏を好きになる前だったら戻りたいと思っただろう。
今は明宏が何より大切だから。
これから先もずっと、明宏以外の人と恋なんてしたくない。
「明宏、俺は...。」