世界が逆転した日
違和感を感じて、辺りを見渡すと。
俺のバンドのデビューシングルから最新の曲まで
CDもアルバムも全て揃っていた。
CDラックにキレイに並べられて。
...どうやら俺の熱狂的ファンみたい。
「これ、俺のCD...?」
「は、はいっ!大ファンなんです!
あの...っ、サイン、もらってもいいですか?」
「え...あ、もちろん。
ペンある?」
渡された色紙に丁寧にサインを書く。
どう考えたってこんなことしてる場合じゃないんだけど。
キラキラした目で待っているファンの頼みを断ることなんてできるわけもなく。
「ありがとうございます!
家宝にしますね!あっちゃ...敦さんのサイン!」
家宝って大げさな。
猫みたいな口をしてるくせに、子犬みたいなまあるい目をしていて、
可愛い。
こんな弟がいたらかわいくて仕方ないんだろうな。
俺のバンドのデビューシングルから最新の曲まで
CDもアルバムも全て揃っていた。
CDラックにキレイに並べられて。
...どうやら俺の熱狂的ファンみたい。
「これ、俺のCD...?」
「は、はいっ!大ファンなんです!
あの...っ、サイン、もらってもいいですか?」
「え...あ、もちろん。
ペンある?」
渡された色紙に丁寧にサインを書く。
どう考えたってこんなことしてる場合じゃないんだけど。
キラキラした目で待っているファンの頼みを断ることなんてできるわけもなく。
「ありがとうございます!
家宝にしますね!あっちゃ...敦さんのサイン!」
家宝って大げさな。
猫みたいな口をしてるくせに、子犬みたいなまあるい目をしていて、
可愛い。
こんな弟がいたらかわいくて仕方ないんだろうな。