世界が逆転した日
「...あっちゃんでいいよ。
それで、そっちは?名前。」


「俺は明宏です。藤堂明宏。」


「藤堂...明宏、さん。
なんで俺がここにいるのか聞いてもいい?」



彼の説明によると、俺はあの日から3日間ほど眠っていたらしい。


河原を散歩していたら、血だらけの俺を発見して、慌てて家に連れ帰ってきたとか。



でも、よく分からない。


普通だったら救急車呼ぶよな?


それに、あんなにひどかった体の痛みがほとんどなくなってる。


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