Seasons
部屋へと案内され大崎と二人で入る。



忘れないように一番先に封筒を渡した。




「ずっと心配してたんだよぉ!連絡も来ないし。」




「ごめんね。心配かけて…」

遠藤が目を伏せる。




「俺がいない方が話せる?だったら帰るよ。」



立ち上がろうとした時、遠藤が腕を掴んだ。




「大丈夫。大和も聞いて。」




見た事もない大人っぽい表情の遠藤。




悲しみというか

寂しさというか



負の感情しかない顔だった。






大崎は事情を知ってるようで、俯いている。
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