Seasons

なんとか話かけようときっかけを探すけどなかなか見つからない。




頭を冷やそうと、



屋上で空を眺めてた。




他のクラスの奴が言ってた遠藤はよく暴走族のバイクに乗ってるって噂。





気にならない訳じゃないけど……




眼鏡を外し横になっていた。






噂はあくまでも噂。。。


俺は遠藤の事をもっと知りたいって思うようになっていた。









ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ…





「委員長ｻﾝ？チャイム鳴ったよ。」



肩をﾄﾝﾄﾝされて目が覚めた。


すぐに眼鏡をかけると
遠藤が俺を起こしてた事にびっくり！



遠藤の肩までの長さの茶髪が太陽の光で透けて金髪に見えキラキラしてる。




手で髪を触った。


「遠藤の髪、キラキラだ。」




「委員長ｻﾝ寝ぼけてる？」遠藤がクスクス笑った。








屋上には二人きり。






それだけで胸のドキドキを強くする。