年上の花嫁。年下の花婿。


「有難い。来ていただけるんですね。」


1週間後、私に引き抜き了承の意を告げた。


「はい。武藤様。有難い話、喜んで受けさせていただきます。」


「相沢さん。私はクライアントではないのですから、様は止めてください。」


「あ…すみません、癖で。では、武藤統括部長。これからよろしくお願いいたします。」


「こちらこそあなたを"KATAGIRI"に迎える事が出来て嬉しく思います。それでは、次回契約書を持ってきますね。」


「はい。」


こうして、私は憧れの桜井都との仕事を手に入れた。



………だが、2日後私はまたもや驚きの誘いを受けることになる。




< 19 / 34 >

この作品をシェア

pagetop