年上の花嫁。年下の花婿。


ふっと息をついて、頭と顔を仕事モードに切り替える。
背筋を伸ばして問い掛けた。


「どのようなご事情か、ご説明いただけますか?」


すると、イケメン君は笑みを深めた。


「話が早いですね。ますます欲しくなりました。」








黙れ、イケメン。
黙れ、私の心臓。



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