愛するということ
そうか・・・
隼人と兄妹じゃないんだ。
もしかしたら・・・
私たちの未来に少し光がさしたような気がする。
急に、希望が見えてきたせいか、俯いていた顔を、しっかりと拓馬に向ける。
そんな私の変化に気付いているのか、拓馬は、申し訳なさそうに「でも」と話を続ける。
「お前たちは血がつながってなくても、世間では兄妹ということに変わりはない。もし、出生の秘密を公表すれば、親父たちが犯罪者になる」
「・・・」
隼人と兄妹じゃないんだ。
もしかしたら・・・
私たちの未来に少し光がさしたような気がする。
急に、希望が見えてきたせいか、俯いていた顔を、しっかりと拓馬に向ける。
そんな私の変化に気付いているのか、拓馬は、申し訳なさそうに「でも」と話を続ける。
「お前たちは血がつながってなくても、世間では兄妹ということに変わりはない。もし、出生の秘密を公表すれば、親父たちが犯罪者になる」
「・・・」