愛するということ
「なぁんだ、もう!そうですよね小椋さんより緊張してどうすんの。まったく瞬ちゃんってば」


「ハハハそうだね」

不審に思ってた友里は、「あてつけられた」と言ってキッチンへ戻って行った。





つながれた右手は暖かい。

この人は、どこまで私の気持ちを知っているのだろう。




そして、いつまで私の気持ちを許し続けてくれるのだろう。


いつまでもこの広い心に甘えてはいけない。
この心に、いつの日か陽を射してあげられるようになろう。



素直にそんな気持ちになった。
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