愛するということ
そして――

式を明日にひかえた私の心は、涼との結婚への意志は揺るぎないものだけど、一方で隼人への想うことも捨てきれずにいた。




でも、不思議と隼人への想いを抱えながら、このまま一生涼のそばで生きていけるという自信がある。





隼人への想いはこの先も叶うハズはないものだけれど、きっと一生私の中から追い出すことはできない。


それは、涼への裏切りだと言われてしまうだろう。




でも、勝手な自惚れなのかもしれないけれど、隼人への想いは、私の一部になってしまっている。
< 167 / 217 >

この作品をシェア

pagetop