愛するということ
「・・・」



今日、この家で隼人に会うコトは分かっていて、ずっと前から最初に何て話しかけよう、どんな顔で話しかけようって、ずっと考えていたのに・・・



あまりに突然で、用意していた言葉や表情が見つからなくなってしまった。



「瞬・・・?」




隼人が心配そうに固まる私の顔を覗きこんでいる。

私は、そんな隼人の目を見ることしかできない。
< 170 / 217 >

この作品をシェア

pagetop