愛するということ
瞬の震える手が遠慮がちに俺の頬に触れる。

そこからまた心地よい電気が走る。





その瞬間俺の頭は、考えることをやめた。






――もう、どこにでも堕ちて行こう







俺は、そっと瞬をベットに横たえた。




月明かりに照らされた瞬の体は、透き通っているかのように白く、そこだけ浮き出ているように感じる。
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