愛するということ
俺はそっと瞬のワンピースの肩ひもへ手を伸ばす。


同時に瞬が俺のシャツのボタンを一つずつ外して行く。


それは、これまでの何年間かを確認するようにゆっくりと





瞬の体が月光に照らされている。





昔は、真黒に日焼けしていたのに、いつの間にか、どこまでも透けて見えそうなほど白い。






「ふっふふ…」

「瞬?」



「ごめん。真黒に日焼けした隼人しか知らないから。こんなに色白ちゃんになっちゃって」

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