愛するということ
「違うよ。俺が嫌だって言った時は、泣いて聞かなかったの瞬だし」


「えーそうだっけ?もう随分前過ぎて覚えてないよ」




俺は、瞬の髪に手を滑り込ませて、その艶々な髪を撫でると、「くすぐったい」と目を細める瞬。




「昔も、隼人にこうして撫でてもらった。」


「うん」




「こうしてると、安心して寝れたなぁ」

「瞬、怖いアニメ見ると「撫で撫でしてぇ」って半泣きで布団に入ってきたっけ」
< 193 / 217 >

この作品をシェア

pagetop