愛するということ
「はい、誓います」




目の前には、純白のウェディングドレスを纏った瞬が、はっきりと小椋さんへの愛を神に誓っている。



その姿は、もしかしたら、昨日の出来事は俺の単なる妄想であったのかもしれないと思わせるほど晴れやかな笑顔で誓っている。









「今、ここに小椋涼、瞬の二人を夫婦となったことを宣言します」


小椋さんの隣で皆に頭を下げて挨拶する瞬は、まっすぐ見れないほど眩しくて、幸せそうだった。
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