愛するということ
「はぁ、何やってんだよ」



そう呟いて、バシッと自分の頬を殴り、気合いを入れた。

そして、トイレを出ようとした時、隣のトイレから、話し声が聞こえてきた。





「瞬、キレイだったね」


「ホント、私も早く結婚したくなっちゃった」


「小椋さんもやさしそうだしね」





――瞬の友達か?ここで立ち聞きも悪いな。


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