愛するということ
俺が、本当の気持ちに気付かなければ、
お前はもっと普通の幸せな結婚をして、

もっと幸せな人生を送れたんじゃないのか?


あの日――
あの日――
あの日――




次から次へと浮かんでくる後悔を、どんなに否定しても、更に後悔の波が俺を呑み込む。



フラフラとトイレを出て、会場へと向かう廊下のその先に、眩しいほどの瞬がいた




友達と写真を撮っている瞬の笑顔は、誰も疑うことのない幸せそのものだ。

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