大好きだから

「「イケメンだよ！！それも、超がつくほどの！！」」
「って、言うか。朝　教室から見たあの人だよ。」

・・・・結局、イケメンですか？
どうして、そこまでイケメンに執着できるの？
貴方達は・・・。

「そりゃーイケメンがいいでしょ！！ねぇ、小夜。」
「はい。イケメンがいいですわ。だって、
『君に一目惚れしたんだ。』って言われるのでしたら
やっぱり、かっこいいイケメンな殿方のほうが
いいに決まっていますわ。」

・・・確かに、イケメンの方がいいのかな？
「ほら、葵だってそうなんじゃん。」
「けど・・・、あたしは好きな人いるし。」

「安藤君のことですか。葵さん。」
「違うよ。って、なんでここで安藤が出てくるの！？」
「だって、あたしたち安藤しか葵の、好きな人　聞いたことないし。」
あっ、そうだったけ。

「っで、誰よ。その好きな人って。」
「それは・・・。」
「私たちも、知っている人ですか？」
「うんうん。違う。小学校の人だから。」

「「・・・。」」

どうしたの？なんで、二人とも固まったの？

「小夜？真琴？お――い？」