恋人未満の君へ、


「結城っ。」

「ん?」

少しだけ濡れた前髪の間から、
私だけを見る瞳がある。
こんな時だけ優しいんだから。

「私、結城の事、」

緊張はMax。
言ってしまえ、茉優!!


「…好き、かも?」
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