恋人未満の君へ、


……・・わっと歓声が沸く。
歌っている時は夢中で気が付かなかったけど数十人、いや100人近くいるかもしれない。
皆、一様に拍手してくれたり泣いたりしてる。

あれ、泣いてるのは私?

気付くとソレは止められなくて。
ついには目の前が滲んでくる。

「…っ…。」


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