君と見上げた空【完】
「え?……」


「ごっごめん、なんでもない!」


私は、そう言った自分にびっくりして
慌てふためきながら保健室を勢いよく
飛び出した。



「はぁっはぁっ」


私は走りながら考えた。

どうしてあんなこと言っちゃったの?

私は空のことが好きなの?





もう、分かんないよ……


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