君と見上げた空【完】
再び沈黙の時間が流れる…。

今度はお母さんが口を開いた。


「大丈夫、蝶は自分の気持ちを
 大事にすればいいんだよ。
 そんなすぐに空君が死ぬわけ
 ないじゃない。そうでしょ?」


それ、空も言ってた…


「ありがとうお母さん…うぅ…」


「もう、そんなすぐに泣かないの!」


「だって……」


「さっご飯食べよっ?
 今日はピザでも取ろっか」


「……うん!!」


私はこの時、空が生きてる間は
空のことをずっと好きでいるって決めたんだ。





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