君と見上げた空【完】

恋の行方といじめの結末

「行ってきます」


「いってらっしゃい」


私は青空の下を歩きながら学校へ
向かった。


青空……

やっぱり思い出すのは空の顔。


……そういえば、昨日空に、こ…
告白しちゃったんだっけ…


…空は私のことどう思ってるんだろう。



……そんなことを考えていると、


「蝶おはよっ」


後ろから声がした。


「お…おはよ、空」

空だ。

うわーどうしよう。すっごい気まずい…


「なぁ、蝶…昨日のことだけどさ…」


「ん?…なに?」


やっぱ無かったことにはできないよね…


「あれってほんとなのか?」

私は、空には嘘をつきたくないって思った
から自分の気持ちを素直にいう事にした。


「…うん、ほんとだよ」


そう言うと空は顔を真っ赤にした。

そして言った。

















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