最後の恋




30分後ぐらいに駿くんと健斗くんが来てくれた



「悪ぃ、ちょっと遅くなった」

「大丈夫大丈夫!」



そう言いながら、自転車の後ろに乗ろうとした



「あれ?
この座布団どうしたの?」



駿くんの自転車の荷台に座布団が敷かれていた


駿くんの方を見ると、目線を反らされた



「そのままだったら痛いだろ」



ぶっきらぼうに言う駿くん

その横で健斗くんがニヤニヤして、私に手招きをしていた

私はそのまま近づき、耳かしてと言われ耳を傾けた



「遅くなったの座布団探してたからなんだ」

「っ!!
そうなの!?」

「おい健斗!
何言ったんだ!?」



焦った様子で駿くんが私の耳を両手で塞いだ


焦ってる駿くん可愛い…


ニヤニヤして駿くんを見ていたら、早く行くぞっ!!と照れていた








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